こんにちは。
夏の槍ヶ岳へテント泊の登山に行くことになったので、ウキウキのスクロールです。
今回は夏の高山でのテント泊の装備についてご紹介したいと思います。
人それぞれにどのような装備を持っていくかはありますが、基本的なものから、オプションまでご紹介したいと思います。
ぜひ最後までご覧ください!
体力にもよりますが、ザックと荷物を合わせた重さは成人男性でも20キロを超えないようにしましょう。
- 1 必需品
- 1.1 ザック
- 1.2 ザックカバー
- 1.3 テント
- 1.4 グランドシート
- 1.5 シュラフ
- 1.6 シュラフカバー
- 1.7 マット
- 1.8 軍手
- 1.9 雑巾
- 1.10 新聞紙
- 1.11 ポリ袋(90Lくらいの大きさ2枚)
- 1.12 ガスバーナー
- 1.13 ガス缶
- 1.14 コッヘル
- 1.15 食器・箸・スプーン
- 1.16 ロール紙
- 1.17 ゴミ袋
- 1.18 浄水器
- 1.19 ナイフ
- 1.20 飲料水
- 1.21 プラティパス
- 1.22 行動食
- 1.23 食材
- 1.24 カメラ
- 1.25 時計
- 1.26 スマホ+バッテリー
- 1.27 ヘッドランプ+予備電池
- 1.28 ライター
- 1.29 マスク
- 1.30 アルコールティッシュ
- 1.31 日焼け止め
- 1.32 歯みがきセット
- 1.33 タオル
- 1.34 防寒着
- 1.35 ソフトシェル
- 1.36 レインウェア
- 1.37 帽子
- 1.38 サングラス
- 1.39 グローブ
- 1.40 替え下着
- 1.41 替え靴下
- 1.42 折りたたみ傘
- 1.43 ストック
- 1.44 レスキューシート
- 1.45 ツエルト
- 1.46 救急セット
- 1.47 健康保険証
- 1.48 筆記用具
- 1.49 針金・ペンチ
- 1.50 笛
- 1.51 非常食
- 2 あると快適・さらに安全なもの
- 3 まとめ
必需品
まずは必需品の一覧からどうぞ。
僕はこれをチェックリストとして使っています。
必需品 | ||||
ザック | ガスバーナー | カメラ | 防寒着 | レスキューシート |
ザックカバー | ガス缶 | 時計 | レインウェア | ツエルト |
テント | コッヘル | スマホ+バッテリー | 帽子 | 救急セット |
グランドシート | 食器・箸・スプーン | ヘッドランプ+予備電池 | サングラス | 健康保険証 |
シュラフ | ロール紙 | ライター | グローブ | 筆記用具 |
シュラフカバー | ゴミ袋 | マスク | ソフトシェル | 針金・ペンチ |
マット | 浄水器 | アルコールティッシュ | ダウンジャケット | 笛 |
軍手 | ナイフ | 日焼け止め | ダウンパンツ | 非常食 |
雑巾 | 飲料水 | 歯みがきセット | 替え下着 | テーピングテープ |
新聞紙 | プラティパス | タオル | 替え靴下 | |
ポリ袋(90L 2枚) | 行動食 | 折りたたみ傘 | ||
食材 | ストック |
ザック
ザックは75~85Lのものをおススメします。
テント泊をするなら、85L一択です!
ザックに関しては「大は小を兼ねる」という格言は当てはまります。
僕はグレゴリーのバルトロ85Lを選びました。
ザックカバー
泊まり山行の場合は、天候が崩れることは往々にしてありますので、ご自身のザックのサイズに合うカバーを必ず持参しましょう。
グレゴリーのバルトロは専用のザックカバーが付属していましたので、買い増す必要はありませんでした。
テント
テント泊の人数に合ったテントを用意します。
大きなテントの場合はメンバーで分担して持ちます。
テント内の快適性を求めるなら、ソロでもトレックライズ2(重量 1,680g)が良いですね。
グランドシート
山はゴツゴツした石や岩などがあるので、テントのフロアを傷めてしまわないように、グランドシートを使いましょう。
シュラフ
夏の低山はともかく、高山になると夜の気温はぐっと下がります。モンベルの#3くらいのシュラフを持参しましょう。
シュラフカバー
テント内は必ずと言ってよいほど結露します。シュラフを結露で濡らしてしまわないようにシュラフカバーも使いましょう。
マット
マットが無いと、地面の冷たさがダイレクトに体にダメージを与えます。
必ず持参しましょう。
空気で膨らませるタイプは小さくなりますがパンクのリスクがあります。
フォームタイプのものはパンクの心配はありませんがかさ張ります。
僕は基本的にはザックの中にいれて持ち運びますが、荷物が多い時は外付けします。
外付けしたときは樹林帯なんかで木に引っ掛けたりと邪魔なときがありますので注意が必要です。
軍手
お湯を沸かした時にコッヘルを持ったり、テント張をするときに使ったりと、何かと便利なアイテムです。
僕は片手だけコッヘルの中に忍ばせていますよ。
雑巾
テントの結露を拭いたり、汚れたものを拭いたり、とにかく使います。
雑巾がわりにタオル一本の方が使いやすいです。
新聞紙
新聞紙もマルチアイテムです。汚れを拭いたり、敷物にしたり、何にでも使えます。
ポリ袋(90Lくらいの大きさ2枚)
雨の撤収で濡れたテント、汚れ物をザックにしまう時に使います。
冒頭にあったザックカバーでは大雨のときに中の荷物が濡れてしまいますので、あらかじめ、ザックに大きなポリ袋をセットしておいて、濡らしたくないものはポリ袋内にしまうとGoodですよ。
ガスバーナー
お湯を沸かしたり調理に使うガスバーナーです。おすすめは断然こちらのウルトラ・スパイダーストーブです。
ガス缶
ガス缶はガスバーナーに適合するものを持参しましょう。
空き缶の重さを知っておけば、山行後に空のガス缶との重さを比較することでおおよその残量を把握することができます。
低山ハイクや普通のキャンプではノーマルガスを使いますが、寒冷地や高所ではハイパワーガスを使います。
コッヘル
お湯を沸かしたり、調理に使う用の容器です。
コッヘルはアルミ製がおすすめです。軽いし、熱伝導率が良いので使いやすいです。
食器・箸・スプーン
僕のこだわりは何といってもカップです。
コーヒーを飲むのに、金属製のカップでは金属臭がするし、シリコン製も匂う。木製のククサはお手入れが大変だし今ひとつ使いづらかった。
コーヒー好きの友人に教えてもらったDINEXは、そのあたりパーフェクト!!イチオシのカップです!
ロール紙
汚れた食器からお尻まで、あらゆる汚れ物のふき取りに使えます。鼻もかめます。
携帯するにはシートゥーサミットの ザ・アウトハウス がおすすめです。
ロール紙がコロコロッ!と簡単に取り出せます。僕は超愛用しております。
ゴミ袋
持ち帰るためにもゴミ袋は必須です。
浄水器
水場であっても、100%安全というわけではありません。
浄水器を持参して水をろ過したいですね。
特に縦走なんかするときには、必需品となります。
ナイフ
めったに使うことはありませんが、食材を切ったり、もしかしたらロープを切ったりすることがあるかもしれません。
ペツルのスパサは、波刃も付いていてロープの切断にも使えるし、真ん中の穴はカラビナに通して吊り下げて携行するのにも便利です。
飲料水
行動中の水分補給のため、日ごろの自分に必要な水分量を把握しておいて、山行の時間などを勘案した量を持つようにしましょう。
僕の場合は、夏場の山行ですと6時間で2.5L~3Lの水分を取ります。
僕はハイドレーションバッグを使っていますので、足つりを予防するために、ポカリスエットの粉末を溶かして使っています。
プラティパス
ハイドレーションバッグだけでは足りないときに水を持ち運ぶときや、水場で水をくむために持っていきます。へんな匂いもありませんし、空の時は小さくなります。耐久性も十分にあるので、ウォーターボトルはプラティパスがおすすめです。
行動食
僕は行動食はいつも”塩おにぎり”です。3個くらい持っていきます。
あとはカンロ飴とか塩飴、それにナッツ類を持っていくこともあります。
食材
キャンプ時の夕食や朝食に使う食材は、自宅であらかじめ下処理をして持っていくようにしています。
でも、一泊だと面倒くさいからカップ麺とかパンが多いかな。。。
カメラ
いまではスマホのカメラが十分に性能が高いので、カメラ単体で持っていくことは少なくなりました。
自撮りや集合写真を撮るために、Bluetoothのリモコンをぶら下げています。
ただ、寒冷地ではスマホが動かないことがあるので、そういう場合のバックアップ用に寒冷地でも使えるカメラがあると良いですね。
時計
僕はガーミンのアスリート用ウォッチ、またはカシオのGショックを愛用しています。
Gショックは頑丈で電池もちも良いのでGoodです。
ガーミンのウォッチは、高度や心拍数、それに地図表示もできてバッテリー持ちも良いので、最近はガーミンを使うことが多いです。
スマホ+バッテリー
以前はアンドロイドを使っていましたが、アイホンに変えてから使いやすさに感動です!
いまではすっかりアップルユーザーになってしまいました。
バッテリーは安心のAnker製を使っています。
ヘッドランプ+予備電池
ヘッドランプは日帰りでも必ず携行しています。
いまは、ブラックダイヤモンド製のヘッドランプを愛用していて、単4乾電池3本が必要になりますので、いつも持っている救急セットの中に電池を入れています。
ライター
僕はタバコを吸わないので、忘れてしまうナンバーワンアイテムです。
キャンプ場で火おこしができずに困ったことがたびたび・・・。登山で使うケースは少ないですが、これも忘れないように救急セットの中に入れています。
マスク
コロナ対策としての必需品ですね。
予備も含めて何枚かをザックに忍ばせています。これも救急セットの中に入れておくと忘れませんね。
アルコールティッシュ
除菌用のアルコールティッシュですが、これはコッヘルや食器と一緒のスタッフサックにいれておくと忘れずに持っていけます。
日焼け止め
近年の紫外線はとても強いので、日焼け止めも必需品ですね。
歯みがきセット
寝る前と起きた時には歯を磨きましょう!
タオル
雨などが降って濡れてしまったとき、顔を洗ったときに使います。非常時には三角巾代わりにも。
防寒着
夏場とはいえ高山の朝晩や、天候不順のときは気温がぐっと下がります。
低体温症防止のためにも、防寒着を持参しましょう。
僕はモンベルのプラズマ1000ダウンジャケットを忍ばせています。
テント泊の場合は、ダウンパンツも持参します。(寒がりなので)
ソフトシェル
いわゆるウィンドブレーカーです。
私はパタゴニアのフーディニか、フーディニエアを愛用しています。汗かきな僕の行動着としてはフーディニエアの方が使いやすいです。、
レインウェア
レインウェアは雨をしのぐだけではなく、保温着としても活躍します。
テント泊だけではなく、必ず持っていきましょう。
ゴアテックスなどのレインウェアは、雨に濡れると体温を奪います。中に防寒着を着たり、ウールのシャツを着ると保温できますよ。
帽子
日差しや衝撃から頭を守ってくれます。夏場は汗でびしょびしょになって不快かも知れませんが、被るようにしましょう。日差しを直接浴び続けると、意外に体力を消耗してしまいます。
サングラス
将来の白内障の発症時期を遅らせるためにも、日差しのあるときはサングラスをしましょう。
高山の場合は、地上よりも紫外線が多いので、目を大事に!
グローブ
手を使って登るような場面では、汚れや怪我から守ってくれます。
僕はグローブ使う派なので、いつも持参しています。
替え下着
汗でビショビショになった下着は、汗冷えしてしまう原因にもなりますので、替えの下着があると良いですよ。
替え靴下
雨などで濡れてしまった靴下を履き続けると、靴擦れの原因にもなりますので、持っておくと安心です。
折りたたみ傘
レインウェアを着るほどでも無い時、雨天時にテント場でちょっと移動するとき、日傘として、使い道はいろいろあります。
まさかの緊急事態で、登山道で〇んこをするときに大事な場所を隠すこともできるかも。。。
ストック
僕は登りでは使わないですが、荷物が重たい時の下山時にひざを保護するために使います。
自分が使わなくとも、パーティの誰かに貸したり、緊急時のツエルト設営にも使えるので必ず持っていくようにしています。
レスキューシート
使い捨ての銀紙シートです。いままで一度も使ったことはありませんが、救急セットの中に常備しています。
ツエルト
テント泊に限らず必須装備のツエルトです。
緊急時や万が一のビバーク、保温として使い方はいろいろあります。僕は袋に入れずにすぐに使えるように張り綱もつけっぱなしでザックに入れています。
救急セット
僕の救急セットは百均の透明ビニールケースに入れています。
中味は以下の通り
- 絆創膏大・小
- ポイズンリムーバー
- はさみ
- オロナイン
- ヘッドライト用乾電池
- レスキューシート
- ライター
- テーピングテープ
- 山岳遭難ピンチカード
- ペットボトルのキャップに穴をあけたもの(傷洗浄用のペットに取り付ける)
これらとは別に水の入った500mlペットボトルを持っています。(傷洗浄用として)
健康保険証
財布に入れっぱなしにしています。
コピーを救急セットにいれておいても良いかもです。
筆記用具
登山届を書いたり、ちょっとしたメモを取ったり、ジオキャッシングのログに記載したりと、良く使います。
針金・ペンチ
たとえば、登山靴のソールが剝がれた時に針金が役立ちます。
ダクトテープやテーピングテープですと、すぐに破れてしまいますので、やっぱり針金がベストです。
笛
遭難したときに、声が出せなくても、ホイッスルなら音をだして助けを呼ぶことができます。
非常食
想定外にビバークするときでも、食べ物があるだけで心が落ち着くでしょう。
あると快適・さらに安全なもの
サーモス(クラッシュ氷入り) | サンダル | アマチュア無線 |
ウィスキー / ワイン / 日本酒 / ビール | 椅子 | ラジオ |
おつまみ | 安眠用の枕 | GPS |
ヘルメット | カラビナ / ロープ / スリング | |
ハーネス | 靴紐 |
サーモス(クラッシュ氷入り)
朝、サーモスに氷を入れて行けば、夜でも氷がほとんど溶けずに使えます。
それはもう、冷たーい飲み物にありつくことができます!
ウィスキー / ワイン / 日本酒 / ビール
お好きな酒を持参します。お気に入りは安いワインですが、ビールに氷を入れて飲んでもうまい!
おつまみ
僕の好きなおつまみは、アーモンドです。ほぼ一択。
ヘルメット
いまどきヘルメットは当たり前ですね。アルプスでもヘルメット推奨されておりますので、ぜひ持参するようにしてください。
ハーネス
スリングで作る簡易ハーネスよりもしっかりしているし、安心して使えます。
ビレイが必要なときにササっと使えますので、持っていれば安心ですね。
カラビナ / ロープ / スリング
ハーネスを使うなら、カラビナとロープは必須です。
でも、ハーネスがなくとも、カラビナとロープがあれば危険個所を安全に行くことができますので持参するようにしましょう。(特にグループの場合は)
スリングも何かと役立つアイテムです。僕はカラビナとセットでザックに入れてあります。
靴紐
意外かもしれませんが、靴紐が切れることはあります。
替えの靴紐を救急セットに忍ばせておくのも良いでしょう。
サンダル
テント場でテントに出入りするときにあるとめちゃめちゃ便利。いちいち登山靴を履くのは面倒くさいですよね。
100均のサンダルがおすすめ。安い! 軽い!
GPS
僕は衛星通信機能付きのGPSを常に持っています。
スマホのGPSでも十分だとは思いますが、専用機は使える温度帯や電池の持ちが違います。
ラジオ
クマよけにラジオを鳴らしたり、天気予報を聞いたり、何かと役立ちます。
僕はアマチュア無線機で代用しています。
アマチュア無線
昨年に免許を取得したアマチュア無線機は、いつも携帯しています。
ラジオとしても使えますし、グループ登山の連絡用だったり、非常時には使えるでしょう。
椅子
あれば便利だけど無くても平気。短い山行なら持って行っても良いかな?
安眠用の枕
これは重要!僕は本当に寝つきが悪くて、色々と試しましたが、どれも今一つでした。
そこで今度はサーマレストのコンプレッシブルピローを持ってテント泊に行く予定です!!
この枕は、サーマレストのマット製造時に出た端切れをリサイクルして作られていて、使い心地は今までのエアー式とは段違いの寝心地!!
ただ、携行時にかさ張るのが難点ですが、重たくは無いので僕的には問題なしです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
夏の高山テント泊のマストアイテムをご紹介しました。
冒頭に紹介したリストを元に、ご自身なりのリストを作っておくと便利だと思います。
参考にして活用していただけたら嬉しいです。
以上、「夏の高山でテント泊!持っていくべきもの、ザックの中をご紹介!」でした。