個人用の救難信号発信器(PLB)シーカヤックでもしもの時は・・・

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個人用の救難信号発信器(PLB)があるのをご存知でしょうか。2015年8月の法改正により、個人でも衛星を使った救難信号発信器を利用することができるようになっています。イーパブ (E-PIRB)やELTの個人版だと思っていただければよいと思います。

携帯電話だけでは海上での救援要請が困難な場合もあります。今回は、シーカヤックでもしもの時の救援要請について考えてみたいと思います。

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海のもしもは118

海上における事件・事故の緊急通報用電話番号は118です。この番号に電話をかけると海上保安庁につながります。基本的には以下のような場合に通報します。

  • 海難人身事故に遭遇した、または目撃した。
  • 油の排出等を発見した。
  • 不審船を発見した。
  • 密航・密輸事犯等の情報を得た。

防水ケースに入れた携帯電話をもつ

海に出るときは、必ず携帯電話やスマートホンを携帯しましょう。万が一の場合に海上保安庁へ救助要請をすることも可能になります。また、防水機能付きのものでも必ず防水ケースに入れて携帯するようにしてください。これは、携帯電話等の防水機能は真水が前提になっており、海水では防水性能が保障されないからです。

参考までに、IPX8 の場合でも、「常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有する」となっており、海で長時間にわたり漂流してしまった場合は、そのままでは使えなくなるものと思った方がよさそうです。

海上での救援要請は困難な場合も

もしも海上で自分だけでは解決できないようなトラブルに見舞われたとき、運悪く携帯電話が通じないエリアで、近くを通り過ぎる船舶もいないような状況だったら・・・。
シーカヤックを楽しむフィールドでは、意外に携帯電話の電波が入らない場所が多く、それ以外の通信手段としては衛星電話やアマチュア無線を持つしかありませんでした。

日本版 PLB が登場

PLB.とは、個人用の遭難信号発信機のことです。この装置を作動させると、人工衛星に向けて救難信号を発信します。救難信号には個人を特定する情報とGPSの位置情報が含まれており、信号を受信した業務センターが担当する機関(日本の場合は海上保安庁)に情報を伝達して救助活動が開始されます。

人工衛星へ5Wの出力で電波を送信するため、どこからでも救助要請が可能となっているようです。

PLB.の機能としては十分な性能で、以下のような特徴もあります。

(1)電池は購入してから5年間無交換で使用できる。(電池交換可能)
(2)価格は 46,000円 と控えめ。(5年間という事は1年で一万円の保険。)
(3)完全防水で浮力もある。
(4)アマゾンでも販売されている。

PLB.についての詳しい情報はこちら–> http://plbjapan.wixsite.com/plb1

※PLB. Personal Locator Beacon(携帯用位置指示無線標識)の略。

以上、「個人用の救難信号発信器(PLB)シーカヤックでもしもの時は・・・」でした。

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