7月19日(火曜日)曇りのち晴れ
ペキンの鼻〜知床岬〜文吉湾 6:00−9:30
知床の朝は早い。日が昇ってくると、雲は厚いが国後島の輪郭が所々見えていて美しく映っている。
あんなに近いのに遠い国だというのは、受け入れ難い事実だと思いました。そんな国後島を故郷とする人たちには、この景色はどのように映るのだろうか、僕には想像することもできなかった。
新谷さんの淹れたコーヒーを飲みおえると、朝ご飯でした。
今朝はなんと、チャーハンの上にパンが乗っかっている。斬新すぎる。。。
朝食はビニール袋に入れておにぎりにして海上で食べた。あまり朝早く食べると持病に影響があるのだ。
ふと見ると、新谷さんはカヤックを漕ぎながら歯磨きしている。ユキエさんもカヤック上で歯磨き。これが知床流なんですかね。(笑)
男滝と女滝が見え始める頃には雲が晴れて青空に変わりました。女滝が先に見えてきて、男滝はかなり近づいてからでないと見えてこないです。
海上でしばらく滝に見とれていました。
ここからさらに漕ぎ進んで、カブト岩をすぎると、知床岬が見えてきました。
岬の先端付近は木などは無く、笹原が広がっています。
岬付近の岩場では、新谷さんの後をショートカットせず、しっかりと同じ道筋を漕ぐように指示されました。
なるほど、浅い磯を漕いで行くので、ルートが外れたら座礁してしまう。
今日は波も無ければ風も無いので、沈したところで笑いごとで済んでしまうけど、初心者の方も含むチームは、みんな真剣に漕いで進みます。
文吉湾近くの浜にはヒグマの親子が楽しそうに戯れています。
文吉湾のコンクリートでできた防氷堤の内側に入ると、小さな入江の浜に上陸しました。
本日の漕ぎはこれでおしまい。
ここでキャンプとなりました。
お昼は塩ラーメン、生姜たっぷりとビーチグリーン入り。
昼食後は有志メンバーで知床岬灯台までの散歩。笹の草原を歩いて知床岬灯台を目指して歩いて行きましたが、灯台まであと少しのところで子連れのクマが遊んでいるのが見えました。
あっという間に撤退と言うことで、来た道を戻って帰りました。
帰りにみんなで記念撮影をしたときに、鹿の角を拾ってラッキーでした。
キャンプ地に帰ってからは、干上がった磯をウロウロと歩きまわったり潮だまりの中を観察したりしていました。びっくりするほど潮が引いていたので、隣の浜まで歩いて行くことができました。
ついでに漁港も少し見たりしてウロウロウロウロ、あの岩の上で写真を撮ったらすごいよねとか言う話になったので、早速登っていって、コマネチの写真を撮っていただきました。
夕食は豚肉とネギの炒めたやつとコールスローサラダでした。
めっちゃ美味しかった。
そんなわけで、晴天の文吉湾は日が暮れていきました。