シーカヤックで知床エクスペディション!(5日目):霧に包まれた文吉湾〜ポンベツ川、カシュニの滝を訪ねて

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7月20日(水曜日)曇りのち雨

文吉湾〜ポンベツ川を過ぎたあたりの浜  6:00-13:00

目が覚めて、テントからもぞもぞと外へ出ると、海岸は霧に包まれていました。

目まぐるしく変わる天気に驚きます。

昨日とはうってかわって曇りの文吉湾

 

コーヒーを飲んで、温まると、すぐに朝食を食べました。

6時には出艇すると言うことで、皆さんさっさと支度をして、6時前にはもう浮かんでおりました。笑

今日が今まででいちばん霧が濃かったように思います。

こぎ進んでいっても、きっと素晴らしい景色なんだろうけども、霧のベールに包まれてしまっていて、奇妙な岩の全体像や、コントラストの効いた美しい景色は見ることができませんでした。

霧がかかって幻想的な知床の海

 

途中、地元の漁師さんや新谷さんしか知らない秘密の入江に入っていきました。

左右に切り立った崖に囲まれた入江の終点には、小川が流れ込んでいました。

海はエメラルドグリーンの美しい光景です。海賊にでもなったような気分になりました。

秘密の入り江

 

空は曇りで霧はありますが、風や波は無く穏やかな海況です。
観音岩が見えてきましたが、霧に包まれていて上の方は良く見えません。

観音岩

 
先頭を行く新谷さんは、歌いながら、まるで幻のように霧の中を漕いでいくのだ。

先が見えない濃霧

 

お昼は例によって塩ラーメン。

上陸したと思ったら、一瞬で火を熾し、あっと言う間に出来上がっているのが凄い!

オシッコしに行って帰ってきたらもう出来上がってる感じ。

長めの距離なので、昼食後も漕ぐのは今回のエクスペディションでは今日がはじめて。

昼食はショウガたっぷり入りの塩ラーメン

 

昼食後、しばらく漕ぐとカシュニの滝に到着しました。

相変わらず霧のまま

カシュニの滝の前で、観光船事故の被害者を思い黙とうをささげてきました。

カシュニの滝

 

勢いよく流れ、海に落ちる滝の水は、知床の豊かな自然を直接肌で感じることができました。

天気の良い日にまた来たいと思わせるほど、しばらく佇んでいました。

カシュニの滝

 

タキノ川から流れ落ちる滝のふもとにある大きな番屋跡をすぎて、しばらく漕ぎ進むとテッパンベツ川があり、その向こうが知床林道終点だ。

そこには自動車があり、カメラが設置してあって何か撮影をしているみたいだったが人影は無し。

水力発電があるという番屋

 

今日は知床林道終点とカムイワッカとのちょうど中間地点でポンベツ川を過ぎたあたりの浜でキャンプすることになり上陸しました。

いちいちカッパを着たり脱いだりが面倒くさいので、カッパを着たまま外で焚火にあたっていたら、穴が開いてしまった。

雨の中、風はないので傘を持ってくれば良かったと後悔しきり。

キジ撃ちするにも、カッパより傘が良い。それも折り畳みじゃなくて普通の傘ね。

新谷さんはタープなので、靴を履いたまま出入りできるから良いな。

でも、天気が悪いと、おしっこはタープの中で寝たままする事もあるらしい。

それも言われてみて納得。そうするとテントよりもタープの方が自由度が高いから便利である。

 

今晩は特製カレーとワインでした。

 

明日はきっと風が吹いて波もあるだろうな。
天気を心配しながらも眠りについた。

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