焚き火で使えるコンパクトな五徳を自作する方法を紹介したいと思います。
キャンプで一番の楽しみといえば、焚火と答える人が多いと思います。
焚火の揺らめく炎を、ぼんやりと眺めているだけでも、こころが安らぐものです。
さて、そんな焚火でお湯を沸かしたり、調理をしようとすると、鍋やケトルを安定させるためにゴトクがあると便利です。
もちろん、ゴトクなどを使わずにダイレクトに焚火に突っ込んでもOKなんですが、一人で使うような小さなケトルや、カップなんかですと、やはりゴトクがあった方が便利に使えますよ。
パーセルトレンチ・パッカーズグリル
自分の使い方にぴったりなアイテムをネットで見つけましたが、こちらのパッカーズグリルは、在庫が少なく、また、値段も良いので、私には手が出ませんでした。
しかし、上下で幅が違ったり、中空構造であるなど、ものすごく趣向を凝らしているものですから、手にした方はきっと大満足の逸品に間違い無いでしょう。
私もいつかは自分で購入したいと思っています。
出典: CASCADE LOOP
自作グリル1号 軽量
さて、憧れのパッカーズグリルに近いものを自作できないかと少ない知恵を絞ります。 基本的に、難易度の高い加工はできない。高価な工具を買う予算もない。という無い無い尽くしの私ですから、簡単に作れなければなりません。
完成した自作グリル1号は、下の写真のとおりです。これが意外と使えました。
近所のホームセンターで色々と物色して、以下のような部品を調達しました。
(1)コの字ボルト(6ミリ) 50円×4個
(2)ステンパイプ(7ミリ) 448円×2本
(3)S字フック 220円
作り方
まずはステンレスパイプを切断して4本にします。ステンパイプをのこぎりでギコギコ切っていたけれども、全然らちがあかないので、近所のホムセンでパイプカッターを追加購入。本体の材料代より高くついてしまいました。けれども、その後は出番の多い工具になりましたので、買って良かったです。
次に、パイプを2本一組として、両端にコの字型のボルトをパイプに差し込んで、パイプの外側からマイナスドライバーを金槌で叩いてカシメます。(ペンチの刃の部分で潰したほうが綺麗にできます。)
2セット作ったら、あとはS字金具で繋ぐだけです。
出来上がりの重量は211グラムでした。
これは、意外と丈夫で使えました。重ための鍋を載せても大丈夫でした。
熱にも強いようで、なおかつ、パイプなので重量もそれほど重くなくて、二つ折りにできるので嵩張らず、トレッキングの時なんかもバックパックに入れていけます。
使用感は写真のとおりです。
なかなかイイ感じです。
自作2号機 頑丈&安定
2号機の作成は、1号機よりももっと簡単です。
そして、頑丈&安定!!
ただし、重さとコンパクトさが犠牲になっています。
作り方ですが、こちらは、キャプテンスタッグのダッチオーブンスタンドを切っただけです。
100均の金鋸ではちょっと切るのは辛いので、それなりの数百円の金鋸をホムセンで買ってきて切断します。
切断面は鋭くなっていて危険なので、ヤスリで削って整えましょう。
この方法だと、2つのグリルが出来上がりますので、一つ更に短く切断したものを作っても良いかも知れません。
こちらのグリルは、安定性もバッチリでしっかりと使う事ができます。
ただし、重さは一つで500グラムありますから、バックパックに入れて運ぶには、ちょっと重たいですね。
スノーピークの焚火台Sとグリル
グリルの使用感についてはこちらの記事でも紹介しています。
参考記事:設営と片付が超簡単!スノーピーク の 焚火台 S で、休日にプチ焚火を楽しんでみた。
頑丈なので、下の写真のように4人分の鍋を作ってもビクともしませんでした。そして、スノーピークの焚火台Sに、薪がものすごい状態です。
笑えますが、これで十分に使う事ができました。
自分でカットするのが手間な場合には、こんなのもあります。
ところで、アウトドアならではの、流木で焚火をする時に必要になるグッズがあるのをご存じですか?
下の記事で紹介していますので、気になった方はどうぞご覧ください。
参考記事: プロから教えてもらった、キャンプの必需品
いかがでしたでしょうか。キャンプの楽しみは、現地だけでなくて、自宅で自作している時間もキャンプの一部として考えると、ますます楽しみが広がりますね。
以上、「焚火で大活躍!使えるコンパクトグリル(五徳)の自作」でした。