天空の雪原と樹氷: 米原市霊仙山トレッキング

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2017.12.2. 鈴鹿山脈の最北端、米原市にある、霊仙山に行くことになった。
前回ここに訪れたのは5月のヒルシーズン前で、新緑の登山道を抜け、青い絨毯に覆われたカルスト地形の山頂部を堪能したが、今回は少しだけ積雪があるようで、枯れた茶色に染まった寂しい山頂でも、少しは楽しめるかもと期待は膨らんでいた。ただ、アイゼンなどの装備は無いため、無理せず行けるところまでという条件つきだ。

今回は友人2名と共に、博ヶ畑登山口からのスタートだ。駐車場に到着したのは7時半で、その頃にはもう駐車場はほぼ一杯になっていた。工事車両の通行があるためか、5月のときには10台くらい停められた駐車場は5台ほどで満車になってしまっていた。予定では、山頂まで行った後でそのまま折り返し登山口まで戻るので、昼ちょっと過ぎには帰路につけるはず。

登山口から歩いてすぐに、山小屋”かなや”がある。ここでトイレを利用できることを知っていたので、用を足そうとしたら、とんでもない事になっていた。また、小川を利用したドリンク自販場も営業を終了していた。前回とは少々勝手が違うようだ。

さて、”かなや”から少し登ると、すぐに二合目の汗拭き峠がある。ここから山頂へ向かうルートと、落合への分岐点にもなっている。ここから今畑方面への眺めは視界が開けていてよく見える。

目的の山頂方面へと向かい三合目を過ぎたあたりからは、うっすら積雪がある。頂上へたどり着けるかどうかちょっと心配だ。

見晴らし台からは、琵琶湖とそれに面した長浜市の街並みがよく見渡せる。前回は曇りで数メートル先までしか見渡せなかったが、今回は初の眺望に感動した。
ここから琵琶湖の水面をよく見ると、岸から少し沖に出た場所に強い風紋が広くあり、岸では風がなくとも少し沖にでると厳しくなる、冬の琵琶湖の怖さがよく理解できた。(僕たちはカヤッカーでもあるので)

見晴らし台から先の登山道は、気温の上昇とともに雪が溶けてぬかるんだ状態になってきている。ぬかるみで滑って転倒してしまいそうで、これは帰りの下りは相当な用心をしなければならないだろう。
七合目を過ぎると、一気に視界が開けてハゲたカルスト台地の山頂部が現れる。ここからはまだ足元も緩んでおらず、快適に登ることができた。
八合目では、北からの冷たい風がまともに吹いてきてしまったので、休憩もせずそのまま先へすすむことになった。

うっすらと積雪があり、池も氷が張っていた。

山頂は5月の時にはガスってまったく見えなかった琵琶湖や伊吹山が360度で見渡すことができてよかった。
少し風があるので、ここで休憩に腰を下ろすには少し寒い。時間もまだ早いのですぐに最高点へと向かう。

少し歩くとすぐに最高点に到着、ここから見る伊吹山がいい感じに写る。いやあ、最高の気分です。
時計を見るとまだ10時半。これなら、帰りは今畑ルートを廻っても十分間に合いそうだ。

5月には通らなかった今畑ルート。数人の登山客はこちらからやってくるのが見えた。初めてだけど地図を見てもそんなに急じゃなさそうなので行くことに。

樹氷!!そしてこのルートは岩の上を歩くルートだったので、ものすごく時間がかかった。

尾根を歩き終えると、今度はここから急斜面を直角に降りることとなる。

ここを登ってくる人とすれ違ったが、これはやはり今畑から登って来たほうが良い。これだけきつい下りが続くと、ものすごく膝が疲れるし危ない。

なんとか急斜面を降りて、あとは今畑経由で汗拭き峠まで戻りスタート地点へ戻った。思ったより時間がかかってしまった。しかし、この山は面白い。今度は福寿草の季節に行ってみようと思う。

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