今はカヤックが無いし、寒い季節の装備も無いので休日はヒマなのでカヤックの本などを読んだりながめたりして過ごしている。
僕がカヤックに興味をもってから最初に買った本(今ではバイブル)がジョン・ダウドの本だ。
読み応えのある本なので最後まで一気に読めた。
シーカヤッキングに関することが詳細に解説されている。上陸した浜で排便したものがチョウチョウウオに食べられるところまでも(笑) 艇の選び方、装備やウェアリングはもちろん、デッキの艤装についてや、天候、潮流、海の読み方、レスキュー、サバイバルなど、事細かく親切に説明されている。重要な個所はこのようにイラスト入りで分かりやすく解説されている。
気になったのはこの箇所、ハイポサーミアに関する知識はカヤックをする人は誰でもご存じだろうが、コールドショックについてはどうだろうか?たとえドライスーツやPFDを装備していたとしても、コールドショックでパニックになってしまったらどうしようもない。
ジョンがこの説明の最後のところで書いている 「もしここまで読んできて、カヤックをやろうという気が削がれたとしても、私は好意で書いているのである。しかし私はこういった警告をすることで、現実的な危機判断に対する分析力が強くなればいいと思っている。」 シーカヤッキングを楽しむためには装備・知識・技術・経験という沢山の準備が必要な事を考えさせられる。
海で死にたいと願う人は別であるが、僕はそうは願っていない。カヤッキングをしていない冬はこれらの本をよく読んで知識の経験を積んでおこうと思う。
今は中古本しか手に入らないようだ。
内田さんの本は紹介した本の要約版という内容で、こちらもおすすめ。