古着でも、割と高値で取引されているパタゴニアの服ですが、古着を入手する際に、いつ頃のモデルの服なのか気になる事って、ありますよね。
できるだけ新しいものを選びたい、とか、ビンテージ品を手に入れたいなど、人それぞれの目的はあるものの、ある程度の知識はあった方がよいですよね。
実は、パタゴニアの衣類はタグの内容を見ると、販売時期が簡単にわかるようになっています。
今回は、そんなパタゴニアの衣類の年代を調べる方法をお伝えします。
年代の調べ方
年代を調べるには、内側についているタグ、またはロゴで調べる事ができます。
最近の物であれば、タグで販売時期が分かります。
タグが無い場合は、ロゴのデザインから大まかな年代を推測することになります。
では、それぞれについて説明します。
タグ
パタゴニアの衣類に付いているタグを調べれば、その製品がどの時期に販売されたのかがすぐに分かります。
タグは、服の裏地下の方や、ポケットの中、襟元についていますので、まずはタグを探してみてください。
タグには様々な文字が印刷されていますが、その中から、
STY、STYLE、またはITEMからはじまる文字列がついたタグを探します。
上の写真の例では、STY38518SP20 という記載があります。
この例では、38518という数字の部分が製品番号になります。
つづいて、製品番号の後ろにあるS、SP、F、FAと数字が、この服の販売時期になります。
上の例では、SP20ですね。
これは、SPが春、20は西暦の下2桁を表していますので、この製品の販売時期は、2020年の春と、いう事になります。
S、SPは春、F、FAは秋と覚えておくと良いでしょう。
以下に、他のタグの例を挙げておきますので、参考にしてください。
こちらは、STY84212FA17なので、
製品番号:84212
販売時期:2017年 秋
こちらは、ITEM:84210SP13なので、
製品番号:84210
販売時期:2013年 春
以上が、タグで販売時期を調べる方法です。
タグが付いていない製品の場合は、ロゴで推測することになりますので、その場合は次の”ロゴ”をご覧ください。
ロゴ
パタゴニアの衣類に付いているロゴは、年代によって少しづつ変わっています。そのため、ロゴのデザインで大まかな年代を知ることができるようになっています。
初期の70年代~
白地にパタゴニアのマークが印刷されているタグで、「白タグ」「初期タグ」と呼ばれているものです。
こちらは、希少性が高いので滅多に見る事はできないようです。
80年代
現行のタグより大きなタグなので、「デカタグ」と呼ばれています。
80年代前半は、”Patagonia”の後ろのRマークが無く、後半はRマークが付いているそうです。
80年代後半~90年代前半
デカタグより小さくなり、現行と変わらない大きさですが、”Patagonia”の後ろにはRマークが付いています。
1992年~3年間だけ使われた、「雪なしタグ」という、ロゴの山に縁取りとして描かれている、白い雪のラインが無いタグがあります。これは希少価値が高いそうです。
94年~
現行のタグで、”Patagonia”の後ろのRマークが、「・」になっています。
以上がロゴで見分ける方法です。
基本的には、製品の内側に縫い付けられているタグで識別が可能ですが、タグが切り取られている場合や、年代の古いものを見分ける参考にしていただければと思います。
ロゴについては、以下のサイトを参考にさせていただきました。
「パタゴニア◇タグからわかる年代~古着好きなら要チェック!~」
以上、「パタゴニアの古着の年式を調べる方法」でした。