どうも、スクロールです。
12月4日に開催された「熊野古道トレイルランニングレース2022」に参加してきました。
1ヶ月くらい前から左膝を痛めて、ほとんど走れずに練習不足でしたが、レース前日の朝くらいからストレッチングの効果が出たのか痛みが無くなったため出場しました。
3年ぶりに開催された「熊野古道トレイルランニングレース2022」はどんなだったかのレポートになります。
ごゆっくりご覧ください!
熊野古道トレイルランニングレースの概要
名称:熊野古道トレイルランニングレース KUMANO OLD TRAILS 2022
三重県熊野市紀和町で実施される、熊野古道を含むロード、登山道を利用したトレイルランニングレースで、ショート(10km)、ミドル(30km)、ロング(50km)の3つのカテゴリーに分かれています。
詳細はそれぞれ以下の通りとなっています。
ショート
距離:10.5km
獲得標高:約550m
制限時間:2時間30分
難易度:☆
参加者定員:120名
コース:B&G 海洋センター ~ 入鹿八幡宮 ~ 丸山千枚田 ~ 熊野古道北山道 ~ 赤木城跡会場
ミドル
距離;30.2km
累積標高:約1,500m
制限時間:7時間30分
難易度:☆☆
参加者定員:350名
コース:B&G 海洋センター ~ 入鹿八幡宮 ~ 丸山千枚田~熊野古道北山道 ~ A1・CP1 赤木城跡エイド ~ ツエノ峰パラグライ ダー場~瀞峡ハイキングコース ~ A2・CP2 小川口エイド ~ 入鹿温泉瀞流荘トロッコ駅舎 ~ 板屋ロータリー ~ 鉱山 乃足湯 ~ 板屋バリアフリー公園 ~ 板屋交差点 ~ B&G 海洋センター
ロング
距離:51.7km
累積標高:約3,000m
制限時間:10時間
難易度:☆☆☆☆☆
参加者定員:330名
コース:B&G海洋センター ~ 入鹿八幡宮 ~ 丸山千枚田 ~ 熊野古道北山道 ~ A1・CP1赤木城跡エイド ~ ツエノ峰パラグライ ダー場 ~ 瀞峡ハイキングコース ~ A2小川口エイド ~ 入鹿温泉瀞流荘トロッコ駅舎 ~ CP3板屋ロータリー ~ 鉱山 乃足湯 ~ 板屋バリアフリー公園 ~ 入鹿八幡宮 ~ 一族山 ~ A3 布引の滝エイド ~ 桧尾尾根 ~ 地蔵峠 ~ 筏師の 道 ~ A4・CP4 矢ノ川エイド ~ 熊野古道通り峠 ~ 丸山千枚田 ~ 入鹿八幡宮 ~ B&G 海洋センター
前日受付
僕はミドルにエントリーしていましたので、当日の受付でも大丈夫だったのですが、前日に熊野市入りして前日受付をしました。
レース当日に慌ただしくなるのを嫌ってそのようにしましたが、当日でも早い時間から受付できるみたいなので焦らなくても良かったのかもしれません。
受付後は明日に備えてアルコールは摂取せずに、夕ご飯を食べて早寝しました。
レース
レース当日は早朝4時から駐車場が空いているので、4時には宿を出て小川口の駐車場には早めに到着。スタート地点にはたくさんの車を停めるスペースが無いので自家用車の人は全てこちらの駐車場に停めています。
僕が到着した頃には、すでに数十台の車が停まっていて(ロング出場者だと思います)びっくりです。
小川口の駐車場からスタート地点まではシャトルバスで移動です。シャトルバスは何台も稼働していて、ストレスなく利用できました。
車の中で着替えを済ませ、荷物は預けなくても良いように少なくしてバスで移動しました。
会場ではトイレが少なくて、結構並んでいました。僕は下痢の持病があるので大変っす。
7時になってミドルがスタートです。
今回はゆっくりと走って、後半は歩いちゃおうという中途半端な気持ちでスタート。
序盤はキロ6分30秒くらいで走っていきます。
が、緊張しているのか心拍数がヤバい。160超えてるぅぅぅ。。。。。いつもならこのペースでは145くらいなのに。あかん、もっとペースを落とさないと。
しばらく走ると一般道から登山道に入るのですが、ここで渋滞してしまい、しばらくは歩きの登りです。
この登山道を登り切るとまた舗装路に入って、すぐに丸山千枚田に到着しました。
何回きても絶景ですね。ここは。みんな走るのを止めて写真を撮りまくっていました。
ここにはジオキャッシュがあったのでゲット!
ログブックが中々取り出せなくて、えらいタイムロスをしてしまった。汗
ここからまだまだ登りが続きます。千枚田の間を歩いて登り、熊野古道北山道に入ります。
熊野の山の中は、薄暗くてGPSもたびたびロストしているようで、“オフコース“のアラームが何度も鳴っていました。
登りが結構キツイので、赤木城跡エイドに着く頃にはもう歩いてました。
戦略として“登りは歩く“人が多かったように思います。ここから先は僕も真似して、上り坂は歩くことに決定。この時点でもう右足の親指に水脹れができていた。
そしてここのエイドからは、本日のメインエベントの登り。キツイ。。。
ツエノ峰パラグライダー場に着いた頃には、ガーミンウォッチが示す僕のスタミナはゼロw
スタミナゼロって、、、ありえない!!
ここからがさらに地獄で、スタミナは無いは、足は攣り始めるは、、、この辺りからヤバいのでマグネシウムジェル(Mag-on)補給を開始しましたが、ちょっと遅かったかな。
それでも、しばらくすると足の攣りは治った。ラッキー!
704m のピークを越えると、あとはひたすら下りなので、ハイペースで降って行きますが、やっぱり年が年なので、慎重に行ってみた。
ハイキングコースが終わり、舗装路に出てからも、小川口のエイドまではまだまだあるので、歩いたり走ったり、もう、ランニングとは言えないスピードで。
あとちょっとで小川口エイドというところで、コースは北山川の河原へ。。。
なんといじわるな!!ゴロタ石だらけで、水脹れのある足では走れんてぇ〜〜〜!!
やっとこさ、小川口エイド についてコーラを一飲み!これが復活するのよね。
と、ところがまた急登、しかも階段。
階段を登った先には、「北山川ビューポイント」が! おおお!絶景!!
良いもの見せてもろたぁ〜と、喜びも束の間、なんか変!?
ここからすぐに瀞流荘トロッコ駅舎まで下り。。。それって登ってまた降りてって、高度は元に戻ってるやん!イジメだ〜!!
トロッコ駅舎を過ぎると、「名もなき道」ここもまた熊野古道っぽい雰囲気の良い山道でした。ずっと登りでめちゃくちゃキツかったけど。w
そして、そして、やっとこさゴール!かと思いきや、1キロ余分に走るためにゴールを通過してまた入鹿八幡宮まで走ってから戻ってこいと。追い込むなぁもう。
で、もう足は完全に売り切れ状態で、精神も破壊され、スタミナゼロからマイナス100%くらいでゴールしました。
やった!
ゴール!
いえ〜い!
時間内に完走したっす。
完走後は“まかない”の地鶏ラーメンを食べて、会場を後にしました。
今回の装備
12月初頭とはいえ、天候によっては雨が降ったり冷え込んだりするので、雨・寒さ対策は必須。
今回は左膝の故障から不安があったので、急遽にワコール・cw-x・エキスパート3.0を購入しました。
そして、練習不足の体力不足を補うために、ジェルなどの補給食を充実させました。
ウェアリング
帽子、バフ、パタゴニア・キャプリーン・ミッドウェイトジップネック、ミレー・ドライナミック・メッシュ・ノースリーブ、ワコール・cw-x・エキスパート3.0、パタゴニア・トレイル・ペーサー・ジョガーズ、Injinji メンズ指付きミニクルーソックス ランニング用 ミッドウェイト、ホカオネオネ・TORRENT 2、OMM Rotor Vest、モンベル・パーサライトジャケット
持ち物
マスク・予備マスク、garmin inReach mini2、garmin forerunner 955、 Slope Runner Pack 8L、ティッシュ、スマホ、スマホ予備バッテリー、ライトニングケーブル、ヘッドライト、予備乾電池、Mag-on 3個、アミノバイタルゼリー3個、ポカリスエット1.5L、携帯用コップ、おにぎり1個、携帯トイレ、ボールペン、手袋、小銭入れ、健康保険証、お金、車の鍵
応急セット
テーピング用テープ、使い捨てカイロ、防寒・保温シート、ガーゼ、ナイフ、ライター、ビニール袋
おすすめの装備
前項で紹介した中から、特におすすめの装備を抜粋して紹介します。
OMM Rotor Vest
こちらは持っておきたいイチオシのベストです。135gと軽くて小さくなりますので、ザックに入れておけば安心の防寒着です。中綿は絶妙な量のプリマロフトが入っていてとても暖かい。
ミレー・ドライナミック・メッシュ・ノースリーブ
山に入る時には必ず着用しています。めっちゃ良いです。
特に汗かきの僕は、これが無いと止まった瞬間に汗冷えして低体温症になりそうで怖いので必須装備です。
Mag-on
ジェルなしでは走れません。足攣り防止、ハンガーノック防止、パワー回復のため必須装備です。
アミノバイタル・パーフェクトエネルギー
ジェルだけではなく、ゼリードリンクも持つべきだと考えています。水分補給とミネラル、エネルギーが全てまとめて補給できるから。
まとめ
準備不足で体力不足のまま参加してしまいましたが、なんとか完走できました。
地元の方々の応援や、スタッフのみなさんの応援、そして、しっかりとした会の運営があって、とても安心して参加することができました。
初参加ということもあって、写真スポットや山の中の雰囲気を満喫する余裕もなく、あっという間にゴールしてしまった感があります。(5時間以上かかっているけど)
来年はしっかりと体調を整えて、再チャレンジ!そしてレースを満喫したいと思います。
以上、「熊野古道トレイルランニングレース2022に参加してきました。」でした。