多度から養老まで縦走!階段祭りの養老山脈トレイルランニングレース2020

どうも。ランニングを始めて約1年半のスクロールです。
今年はコロナ過の影響で、様々なイベントが中止されています。ランニングをやりはじめて、そろそろレースにも出てみたいという欲求が満たされずに悶々としていました。

すると、何やら養老山地でトレイルランニングのレースが開催されるとの噂を聞きつけ無謀にもエントリーしてしまいました。

今日は、コロナ過に負けず、運営の方々の熱意と努力で何とか開催されたトレイルランニングのレースについての記事です。 ランニング初心者の私の目線で、ランニングにあまり興味の無い方でも分かるような内容にしていますので、よろしければお読みください。


トレイルランニングとは

普通のマラソンやランニングは、整備された競技場や公園、舗装路を走りますが、トレイルランニングは基本的に未舗装の登山道や林道を走るスポーツです。ハイキングコースや登山コース、林道や未舗装の砂利道を走ります。

路面は平らではなく、石や岩、砂利、木の根っこ、階段など様々な地形の自然の中を走るので障害は多いのですが、綺麗な景色や空気、森の中を駆け抜け自然との繋がりを感じられる事が魅力の一つです。

平坦なトレイルもありますが、登山道を走る場合はアップダウンも多くてロードとは比べ物にならないくらいの負荷がかかります。走力にもよりますが、坂道は歩くこともあります。


養老山脈トレイルランニングレース

今回参加した養老山脈トレイルランニングレース2020は、濃尾平野の西端にそびえる養老山地(養老山脈)を縦走するトレイルランニングのレースです。

今回で3回目の開催となるレースは、2020年12月12日と13日に開催されました。

多度から養老までを縦走するロングコース(41km)と、養老の滝から養老山頂を経由して旧牧場を通るショートコース(12km)、それに養老公園内を走るキッズコース(1~2km)の3コースがあります。

参加定員は、ロング41km/600名、ショート12km/300名、キッズ小学生/200名 と、総勢1100名が参加するレースとなっています。

出典:養老山脈トレイルランニングレース

ロングコースの構成

ランニング歴1年半の私ですが、無謀にも41kmのロングコースにエントリーしてしまいました!

ロングコースのスタートは養老山地の南端にある多度山のふもと、多度大社付近からスタートします。スタート地点から養老山地を縦走してゴールの養老公園までの41kmを走ります。

エイドは中間地点の22キロ付近にある庭田山頂公園のみで、ここが関門となっており関門の制限時間の3時間30分以内にたどり着く必要があります。ここで失格となるとマイクロバスでゴール地点まで移動することになります。
また、体調不良などで途中棄権するのであればこのエイドで棄権するしかありません。この先はエスケープルートも無い登道なので、ゴールまで自力でたどり着く必要があります。


さて、スタート地点からしばらくはゆるやかな登山道を走ります。多度峡の天然プール脇を通り抜け、多度山を時計回りに周回するときに使う「瀬音の森コース」を走って海の見える展望台まで約5キロを走ります。

海の展望台を過ぎるとすぐに、石津御嶽へと続く登山道に入り、そこから鉄塔を経由して石津御嶽へ向かいます。途中でパラグライダー発射場からの絶景を堪能した後は、石津神社を通り抜けて、さらに奥へと進みます。
(石津御嶽は距離2.5km、上昇高度600mの石津御嶽登山競走が開催されています。来年はそちらも参加したい!)

石津御嶽を過ぎてからしばらくすると林道に出て、庭田山頂公園まで延々と続く下り基調の林道を走ることになります。

庭田山頂公園のエイドを過ぎ2キロほど走ると、いよいよ階段祭りの始まりです。約25キロ地点からずっと、養老山頂まで7キロほどずっと階段を登ったり下りたりという繰り返しです。

養老山頂を通り抜け、三倉山を越えて少し下った後は、旧牧場までの登り返しがあります。

旧牧場を過ぎてからはもう登りはありません。砂利の林道を下って、養老の滝の脇を通り、ゴールまで行くのみです。

ロングコースの制限時間は7時間30分です。ウェーブスタートですので、各自がスタートしてから、この制限時間内にゴールにたどり着けば完走です。


私のレース体験記

コロナ対策

レースに参加するにあたり、コロナ対策としてレース一週間前からの体温測定を行い、サインした誓約書を提出する必要がありました。

さらに、密にならないように分散してスタートするウェーブスタート方式となっていて、ゼッケン番号の頭に付けられたアルファベットのグループごとのスタートとなっていました。
受付やエイドでは必ずマスクを着用する必要もあります。


今回の装備

ウェア
アンダー:(ミレー)DRYNAMIIC Mesh スリーブレス
シャツ:(パタゴニア)キャプリーン・ミッドウェイト・ジップネック
ボトム:(パタゴニア)トレイル・ペーサー・ジョガーズ
靴下:(インジンジ)トレイルMWミニクルー
シューズ:(ホカオネオネ)トレント2
ザック:(パタゴニア)スロープ・ランナー・パック8L
雨具:(モンベル)パーサライト・ジャケット
インシュレーション:(OMM)ルーターベスト
帽子、バフ、手袋

飲料・食料
ハイドレーションパックにバームウォーター1.5L
南アルプス天然水500ml 1本
スポーツ羊羹4本(2本残った)
アミノバイタル・アミノショット3本
アミノバイタル・パーフェクトエネルギー2本(スタート直前に1本)
TOP SPEED 1本
塩おにぎり1個(これは必須!)

その他
ヘッドライト、ヘッドライト予備電池、スマホバッテリー、iPhoneケーブル、ティッシュ、テーピング、絆創膏、保険証、現金、手ぬぐい


受付と電車移動

レース当日は5時半からの受付でしたので、駐車場からは暗闇の中を歩いて養老公園内に設置された大会事務局のテントまで行きます。
受付をすると、ゼッケンと参加賞を受け取ります。駐車場に戻ってゼッケンを付けたり、トイレを済ませるなどの身支度をしてから、スタート地点に異動するため養老駅に向かいます。

駅の改札では、ゼッケンが乗車券の代わりになっていて、ゼッケンを見せて改札を通過、グループごとに指定された電車に乗ってスタート地点の多度まで移動します。
私はMグループでしたので、養老駅を7時8分に出発する電車に乗車しました。多度までは約30分の電車移動で、車内は込み合う事も無く静かな車内でした。


スタート~庭田山頂公園

スタートしてからしばらくは、集団で走ることになりますが、やはりペースが違うので、なるべく平坦なうちに抜いたり、抜かれされたりしておいた方が良いようです。登山道に入ると坂道だし、細いところもあるので、なかなか追い越せないとか、譲りにくいところもあります。

瀬音の森コースに入って、多度狭の天然プールを過ぎると未舗装の登山道が始まります。レースという状況で興奮しているというのもあってか、ガーミンの心拍計を見ると160を超えていました。自分としては序盤は150前半で行きたかったので、少しペースを落としましたが、それでは落とし過ぎで歩いてしまう。しかたがないので、160をキープしたまま走ります。

瀬音の森コースの後半は坂がキツくなって来るので、歩いて登りますが、登山道わきには「ここ走るとかマジイケてっから」みたいな看板が!!


これは実行委員会のスタッフさんからのメッセージプレートで、いたる所に励ましのメッセージがあるのです。

さて、挑発に乗らず、なんとか登り切って海の見える展望台に着きましたが、写真も取らず、わき目もふらず、次へ進みます。

ここから中電の鉄塔手前付近までは、快適なトレイルを走れるので、ペースをあげて走りました。ここで友人から教えてもらったスポーツ羊羹を食べますが、、、これが口で息をしている状態では噛むことができず、飲み込めない!
舐めているうちに、鉄塔直前のキツイ坂(階段ではない)を登ることになり、片手に羊羹を握りしめ、口に羊羹を含んだままゼーゼーハーハー!!
一人でコント見たいに苦しいやら、笑えるやら。。。

庭田山頂公園までは、ほぼ下りなのですが海の見える展望台の手前で頑張りすぎたせいか、途中でバテテきてしまった。(後になって考えると、水分補給はしているものの、スポーツ羊羹を1本食べただけなので、補給が足りなかったと思う。)
エイドに到着するや否や、コーラ2杯を連続飲みして、バナナ1本と小さなチョコ1つを補給。そして、やめとけば良いのに、さらにコーラ2杯を飲んで出発しました。

エイド(関門)には、制限時間よりも40分ほど早く到着したので、余裕をもって、ゆっくりと走り出しました。
でもでも、バテたまま調子が戻らず、階段祭りまでの2キロがとても長く感じたのでした。


階段祭り

再スタートしてから2キロほど、ヨロヨロと走っていると、お祭りの入り口にやってきました。

気合い入れて登るぞ~~!と心の中の声は元気ですが、心肺と足が。。。

何とか頑張って登りますが、、、25キロ地点。具合が悪くなってきた。気持ちが悪い。目が回る。。。う、動けない。。。原因は分からないけれども、塩おにぎりを食べると復活してきた。

復活したものの、かなりキツイ階段なので、もう走ることはできないが、ケツとハムストリングスを使って登っていきます。下りは走ります。
アップダウンの連続なので、歩いて登り、走って下る。それを繰り返していると、今度は下りで足が攣ってしまうのであった。(泣)

ヤバいと思って、止まってストレッチをしようとしたら、激痛で両足攣りました。(後で知ったのですが、攣っても止まらない方が良いみたい。)
棄権しようにも棄権できないレースなので、ゴールまで走らないかん。泣き言を言っている場合ではないので、ピキピキ痛む足を動かして歩く、、、

ん?そういえばアミノバイタルを飲み忘れていた。
アミノバイタルとトップスピードを飲んで歩いていると、あ~ら不思議、足の攣りが引いてきた。

ブリーフィングビデオで、コースディレクターの杉野さんが「最後の階段にメッセージボードを貼っておく」と言っていましたが、まだ出てきません。


養老山頂

養老山頂直前(32キロ地点)の急登で、息が切れてめまいがしてきた。やべー!なんとなく生命の危機みたいな感じ。
なんとか登り切って山頂を越えて平坦な道を歩いても、ゼーゼーハーハー息が止まらない。心拍数は上がったまま中々下がらない。

こんな事は初めての経験。さずがにヤバいと思って、座り込んで休憩。
追い抜いていく他のランナーさんも、疲労しきった表情で歩いていきます。

アミノバイタル・パーフェクトエネルギーを飲んでしばらくすると、なんとか歩ける状態になってきました。この時点で制限時間までの残りは2時間ちょいありました。あと8キロ弱なので、これなら歩いてもゴールできる!

三倉山まで疲労しきった体でたどり着くと、後は登山道の分岐点までは下りなので、ゆっくりと行きます。

登山道の分岐点に着くとすぐに、旧牧場への登り返し登山道です。ここからまた階段が。。。ううう。


最後の階段

登り返しの坂や階段を上っていると、またしても足がピキッピキッ!と痙攣しそうになってきた。もう、勘弁してください!!

ううううう、急な階段を下りて、少しいくと、「たくさんの山々を越えてきてくれてありがとう。これが最後の登りです。」というメッセージボードが!

養老山脈トレイルランニングレース
養老山脈トレイルランニングレース

杉野さんありがとう。このメッセージボードを待っていました。


ゴール

最後の階段を登り切って下ると、旧牧場に到着しました。あと5キロでゴール!
後はずっと下り! そう思うと、次第に足が動き出してかなりのスピードで走りだし、滝の手前まで、モーレツな勢いで走ることができました。

きっと、このタイミングで養老山頂をすぎた所で飲んだアミノバイタルが効いてきたのでしょう。

滝を過ぎて、ゴールまでまっしぐら!っと思いきや、トイレがあったのでちょっと用足し。そして、芝生公園に突入してゴールしました。


レース結果

走行距離41キロ、6時間34分9秒! 511人中350位でした。
年代別では143人中85位。

ランニングをやりはじめた去年の7月は、平坦な道を5キロ走るのに50分かかっていました。

それが、このドMなトレランレースを完走できるなんて、ホント、続けていて良かった!!


まとめ

養老山脈トレイルランニングレースは、今年で3回目のレースでした。
コロナ対策もしっかりとされていて、コースも迷わないように矢印の看板と白いテープが設置されていました。運営の方々の細かな気遣いがひしひしと感じられる楽しいレースでした。

ランナーとしても充実した一日を過ごすことができて、本当に感謝しています。


今回、足の痙攣や疲労は練習不足と、補給の間違いが原因だったと思っています。次に向けてもっと練習をしていきたいと思います。

補給については、距離や時間を決めて補給する練習、それにマグネシウムや塩分の補給が足りなかったと思うので、次は塩タブレットと、水分はOS1にしようと考えています。


最後までお読みいただきありがとうございました。


以上「多度から養老まで縦走!階段祭りの養老山脈トレイルランニングレース2020」でした。