2019年の7月後半から、ランニングを日課にして約10カ月が経過しました。
以前は5分走るだけで息切れしていた私が、なぜここまで続けられたのか、その理由をガーミンのランニングウォッチのデータを通じて探ってみました。
かつてはランニングが苦手で、すぐに息が上がってしまっていた私ですが、今ではVO2MAXが31から48に大幅に改善し、フィットネス年齢も20歳と若返りました。
この記事では、私がランニングを続けることができた秘訣を共有し、ランニングを始めたいと考えている方々にとってのヒントとなるよう願っています。
ランニングを始めたきっかけ
趣味であるロードバイクをもっと速く走れるようになりたいと思っていたところ、心拍計を使ってトレーニングすることが良いという記事を見つけました。記事によると、心拍計を使うことで自分の体調に合わせたトレーニングができ、効率的に筋力や持久力を増やすことができるそうです。
その記事に書いてあったのは、
「初心者を抜け出して、巡航速度30キロオーバーで走れるようになるには、心拍数をモデレート域でキープすることで持久力をつけるのが一番。」
と、いうトレーニング方法でした。
そこで、心拍計付きのサイコンを使ってそのトレーニングを始めたのですが、ロードバイクは週に1回くらいしか乗る機会がありませんでした。
だったら、隙間時間でもできるランニングで、同じようにモデレート域でトレーニングをすればよいのでは?
と、思いつき、ガーミンのランニングウォッチを購入してランニングを始める事にしました。
心拍数のこと
心拍数トレーニングをするにあたり、少しだけ知識が必要ですのでここでサラッと説明します。
お急ぎの方は飛ばしてください。
心拍数とは、1分間に心臓が拍動する回数のことを言います。
心拍数トレーニングを始めるにあたり知識として必要なのは、
最大心拍数 と 運動強度 と 心拍ゾーン です。
最大心拍数
最大心拍数は一般的には以下の計算式で求める事ができます。
220 - 年齢 = 最大心拍数
この計算式に私の年齢を当てはめると、
220 - 52 = 168
ですので、私の最大心拍数は、168 となります。
運動強度
運動をすると、ゆっくりとした心拍がだんだん上がってきて、最初は1分間に60回くらいだった心拍が、1分間当たり150回などと早くなってきます。
この運動時の心拍数が、自分の最大心拍数に対してどのくらいなのかを計算する事で、運動の強さを知ることができます。
その運動の強さを運動強度と言い、パーセントで表します。
( 運動時心拍数 ÷ 自分の最大心拍数 )% = 運動強度
たとえば、最大心拍数が 168 の私がランニングをしているときに、
心拍が 130 だったとすると、
( 130 ÷ 168 )% = 77%
その時点での運動強度は 77% です。
心拍ゾーン
運動中の運動強度を元にして、今の心拍数が自分にとってどのような状態なのかを知ることができます。
また、その運動強度で、どのような効果が得られるかも科学的に分かるようになっています。
心拍ゾーンは、以下の表を参考にしてください。
心拍ゾーン | 運動強度 | 状態 | 効果 |
5:エキスパート | 90%〜100% | ほぼ全力で、息があがり全く余裕なし | 最大酸素摂取量の向上、筋力の向上 |
4:ハード | 80%〜90% | かなりキツく、息があがる | 無酸素性能力の向上、乳酸耐性の向上 |
3:モデレート | 70%〜80% | ややキツく、会話ができなくなってくる | 持久力アップ、有酸素能力の更なる向上 |
2:イージー | 60%〜70% | 心地よいペースだが、やや会話がキツい | 有酸素能力の向上、脂肪燃焼 |
1:リラックス | 50%〜60% | リラックスして、息を切らさずに会話ができる | ウォーミングアップ |
この表に、さきほどの運動強度=77%でランニングしている状態をあてはめると、
心拍ゾーンは ”3:モデレート”という事になります。
つまり、ややキツいランニングをしていて、持久力をアップする効果があるといのが分かります。
また、運動強度が90%を超えるような状態でランニングしているとすると、最大酸素摂取量は向上しますが、おそらく長くは走っていられないでしょう。
最初のころは歩いている人に抜かれた
ランニングを始めてみようとしたものの、いままで50年以上生きてきて何が苦手かというと、持久走ほど苦手なものはありませんでした。
ですので、
最初は5キロ走れるようになろう!
が目標でした。
持久力が無いことは分かっていたので、ランニングウォッチで心拍数を見ながら、”3:モデレートゾーン”をキープして走ることにしました。
3:モデレートゾーンの運動強度は70~80%ですので、私の最大心拍数から計算すると
心拍数は、118~134 をキープすれば良いことになります。
そして、ランニングを開始してみると、、、
5キロを走るのに約1時間弱かかりました。
距離 : 5.29 km
タイム: 55:43
平均ペース: 10:33 分/km
VO2Max: 31
※2019年7月28日時点
しかも後半の心拍数は150~170と、下手したら死ぬかもというくらいのキツさ。。。
普通に歩く人の速さが時速3~5キロなので、
ランニングしているはずの自分が、早歩きしている人に抜かれたり、
歩いている人にもなかなか追いつけず、抜くのも遅いので、
ノロノロとゼーハーゼーハー言いながらジョギング(遅すぎてジョギングと言えるのか??)しているのを見られて、めちゃくちゃ恥ずかしかったです。
後で紹介しますが、この時点でのVO2Maxは31でした。
しかし、継続はなんとやら、、、恥ずかしさをモノともせず続けたら、
1か月後には5キロを45分くらいで走れるようになってきました。
VO2Max
VO2Maxは、VO2 Maxレベルが低ければ健康や運動レベルは低く、高ければパフォーマンスの潜在性が高いというものです。
ガーミンのランニングウォッチを着けてトレーニングをすることで、自動的にこのVO2Maxレベルが測定されるので、このレベルが上がっていくと嬉しい気分になります。
VO2 Maxの数値は、自分のフィットネスレベルを把握し、管理するために必要なカギとなります。この数値は身体に取り込まれた酸素が筋肉へ運ばれ、効率的な有酸素エネルギー生成に使用される最大量になります。個人レベルでは健康や運動パフォーマンスに関する様々な指標のための、極めて優れたツールです。
出展:https://www.garmin.co.jp/
10カ月続けた結果
開始当初は5キロを歩くより遅く走るのがやっとでしたが、主にモデレート域でのジョギングをメインに走り続けた結果、現在では以下のように走ることができるようになりました。
距離 : 5.05 km
タイム: 27:38
平均ペース: 5:28 分/km
VO2Max: 48
※2020年5月12日時点
10カ月前の開始時と比べると
平均ペース 10:33 分/km → 5:28 分/km
VO2Max 31 → 48
飛躍的に向上しています!
開始時点の体重は72キロで、現在も同じ体重です。
体脂肪率は22%前後でしたが、現在は17%前後です。
VO2Maxのレベルをガーミンのアプリ画面で見ると、こんな事が書いてあります。
フィットネス年齢20歳!!
実年齢は52歳なのですが、これは嬉しい!
10カ月の結果推移
最後に10カ月間の推移を確認したいと思います。
※7月末ごろから5月12日までのデータですので、 7月、5月の 時間や距離は少なめになっています。
まずは、フィットネスレベルですが、これは元々ひどい体力レベルでしたので、最初の3カ月くらいはあっという間にレベルが上がってきて楽しかったです。
1月くらいからは停滞して、春になってまた上がり始めました。
この指標は年齢とともに低下していくので、何とかこのレベルをキープしたいと思います。
一番楽しいと感じていた9月が時間も多いです。
年末はほかのアクティビティに時間を使っていたので、ランニングの時間は少なくなっています。
また、早く走れるようになってきたので、時間も短くなってきました。
年齢的にもこのスピードが限界なのか、練習方法を変えた方が良いのかも知れません。
こちらも、カーブが平たんになってきています。
早く走れるようになったのと合わせて、距離も長く走れるようになってきました。
今は、平日5キロ、週末は10~20キロを走るようになっています。
まとめ
中高年になると、運動を習慣化することが重要になってきますが、運動が苦手な方も多いでしょう。そこでおすすめしたいのが、ガーミンのランニングウォッチです。
Forerunnerは、ランニングやウォーキングなどのアウトドアアクティビティをトラッキングするためのウォッチです。運動嫌いの方でも、ウォッチを身につけることで、自然と運動習慣を身につけることができます。
最大の特徴は、多様な機能が備わっていることです。例えば、GPS機能によって、距離やペースを正確に測定できます。また、心拍数を測定することもでき、運動の効果を正確に把握することができます。
さらには、スマートフォンと連携することができます。スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、トレーニング履歴や目標設定などを管理することができます。また、友人や家族とトレーニング成果を共有することもできます。
デザイン性も高く、カジュアルな衣服にも合わせやすいデザインが多くあります。また、防水性能も備えているため、雨天時でも安心して使うことができます。
価格も手頃であり、初心者の方でも手軽に始めることができます。また、ウォッチを身につけることで、運動習慣を身につけることができるため、健康的な生活を送ることができます。
運動が苦手な方には、ガーミンのランニング用ウォッチをおすすめします。多様な機能が備わっており、身につけるだけで運動習慣が身につくため、健康的な生活を送ることができます。
私も、心拍数が手軽に計測できるこの時計をしていなかったら、きっとここまで続かなかったと思います。
エントリーモデルのForeAthilete55