地図読み初心者でも楽しめる!山登りに必要な地図の読み方とコツ

当ページのリンクには広告が含まれています。

山登りには地図読みが必要ですが、初心者にとっては難しいものです。しかし、地図を読むコツを覚えることで、楽しみながら安全に山登りをすることができます。この記事では、地図読み初心者でも楽しめる山登りに必要な地図の読み方とコツについて紹介します。

目次

地図はなぜ必要?

登山において地図読みは非常に重要なスキルです。

登山道は舗装された道路ではなく、急傾斜や崖、ガレ場、そして川を渡ることもあります。

稜線を歩く場合にはアップダウンがあるため、登山口から山頂までの標高差と実際の累積標高は大きく異なります。

コースタイムだけで山行に臨むと、道迷いや滑落などのリスクが大きくなります。

しかし、事前に地形図でコースの状況を確認することで、そのような危険を回避することができます。また、移動コースを事前に把握することで、心理的な疲労も軽減されます。

つまり、地図読みは安全な登山には必須のスキルであるといえます。

GPSやスマホアプリがあれば十分なのでは?

GPSやアプリは便利なツールですが、山の中では電波が届かない場所があるため、信頼性に欠けることがあります。また、バッテリー切れや故障などの不測の事態に備えるためにも、地図読みのスキルは必要です。

実際に、GPSが使えなくなってしまった場合の具体例を見てみましょう。例えば、雨が降って地面が濡れた場合、スマートフォンのタッチスクリーンが反応しなくなることがあります。また、スマートフォンが落下して画面が割れてしまった場合、画面を見ることができなくなってしまいます。これらの場合、地図がなければ道に迷ってしまう可能性があります。

また、地図読みは道迷いだけでなく、登山の準備や安全面でも重要です。地図を読むことで、山頂や尾根、尾根の間の地形を正確に把握できます。これによって、登山コースの難易度や、滑落や崩落の危険箇所、登攀ルートなどを事前に把握し、安全な登山計画を立てることができます。

さらに、地図には水源やトイレの位置、キャンプ場や避難小屋の情報など、登山に必要な様々な情報が含まれています。これらの情報を事前に把握し、適切に活用することで、快適で安全な登山ができるでしょう。

以上のように、GPSやアプリがあっても、地図読みは山登りに必要なスキルの1つであり、不測の事態に備えるためにも重要です。初心者の方も、地図を使った練習を通じてスキルを磨き、安全で快適な登山を楽しんでください。

出発前に地図を読んでコースを把握しておこう

出発前に地図を読んでコースを把握することは、登山において非常に重要です。

コースの状況を事前に把握

例えば、急な傾斜や崖、ガレ場がある場合や、川を渡る必要がある場合など、予期せぬ障害がある場合には、地図を読むことでそれらの場所を事前に把握することができます。これにより、そのような場所に遭遇した際には、慌てることなく対処することができます。

登山ルート全体の概要を把握

移動コースが分かっていると、心理的な疲労も軽減されます。山頂に向かって上り坂が続いた後に下り坂があると分かっている場合には、上り坂を歩きながら「まだまだ上り坂が続く」と悩むことがなくなります。そのため、体力や気力を温存することができます。

エスケープ(迂回)ルートを計画

予定したコースが通行禁止になっていたり、崩落していたり、何らかの事情で通れなくなっていた場合には、地図を読むことで適切な迂回ルートを見つけることができます。

予定したコースが通行禁止になっていたり、崩落していたり、何らかの事情で通れなくなっていた場合には、地図を読むことで適切な迂回ルートを見つけることができます。

以上のように、出発前にしっかりと地図を読んでコースを把握することで、予期せぬ事態にも対応できるようになります。


地形図を使って、事前に確認すべきことは大きく4つ

(1)どのような地形を歩くのかの確認

コース上のピークやコルの位置を確認することで、山の地形を把握しやすくなります。

尾根や谷などの地形と、登山道の位置関係を把握することで、自分の位置を正確に把握し、コースから迷わずに進むことができます。

コースの傾斜の緩急を確認することで、登山の難易度や、どの程度のペースで歩けばよいかを把握することができます。

(2)コース上の目印となるものの確認

地形図上で確認できる目印を実際のコース上で探すことで、自分の位置を正確に把握することができます。

(3)危険個所の把握

地形図上で危険個所を把握し、コース上で実際にその場所を確認することで、危険を回避することができます。

(4)登山口から山頂までの標高差(累積標高)・距離

登山口から山頂までの標高差や距離を把握することで、体力や時間配分を正確に計算し、登山計画を立てることができます。

これらの確認事項を把握することで、山登りをより安全に楽しむことができます。また、コースの特徴や危険をあらかじめ把握することで、回避したり、必要な服装や装備を整えることができます。

地形図とは

登山に使う地形図は、地形の高低差を等高線で表現したもので、一般的には1:25,000や1:50,000といった縮尺で作成されています。等高線の間隔や色使いは、地形図の種類によって異なりますが、一般的には5mや10m、20mといった間隔で等高線が引かれています。また、地形図には、山や沢、湖沼、道路、集落などが記載されており、登山者にとって必要な情報が多数含まれています。

地形図の特徴としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 等高線で地形の高低差を表現しているため、山や谷、沢などの地形が一目でわかる。
  • 標高や方位を調べることができるため、自分の位置を把握できる。
  • 道路や集落、施設、水源、トイレなどの情報が記載されているため、安全な登山計画を立てることができる。
  • 市販の地形図は、耐久性に優れているため、外で使用しても破れたり、汚れたりしにくい。

登山で必要な地形図は「2万5千分の1地形図(1:25,000)」

「2万5千分の1(1:25,000)地形図」は、日本全域の登山エリアをカバーしています。

この地形図は、実際の距離を「2万5千分の1」に縮小して紙地図に表記されており、スケールバーで 1㎝ が 250m であることが明記されています。

地図上の1㎝は実際の距離に換算すると250mに相当し、

4㎝で1㎞、

20㎝で5km

に相当します。

地形図の入手方法

日本の地形図は、国土地理院が提供しています。以下の方法で入手することができます。

  • 国土地理院のウェブサイト「国土地理院地図」で閲覧する:無料で地図を閲覧できます。
  • 地図センターネットショッピング」で購入する:地図をダウンロードして印刷したり、紙の地図を郵送してもらったりできます。有料です。
  • 書店や登山用品店で購入する:国土地理院が発行する地図を扱っている書店や登山用品店で購入できます。有料です。
  • 地図専門店で購入する:地図専門店では、国土地理院以外にも様々な種類の地図を扱っています。有料です。

25000分の1の地図を利用する場合、登山計画に必要な等高線と記号について以下のように説明されます。

地形図の読み方

地形図は等高線と地図記号で構成されます。

等高線

等高線とは、地図上で同じ高さを結んだ線のことです。山の標高がどのように変化するかを示し、等高線の形状から傾斜の急峻さを判断することができます。

等高線の間隔が狭いほど急傾斜、広いほど緩やかな地形となります。

標高は、地形を表現する方法のひとつで、その線がある場所は同じ標高を示します。
2万5千分の1地形図では、標高10mごとに太い線と細い線があります。

太い線は「計曲線」といい、標高50mごとに引かれています。

細い線は「主曲線」といい、標高10mごとに引かれています。

登山において、等高線を使った地形の判読は非常に重要です。

等高線から判読できる地形としては、ピーク(山頂)、コル(鞍部)、尾根、谷などが挙げられます

各地形の特徴を理解することはもちろん、等高線での形状や特徴を把握することも重要です。

ピーク(山頂) ピーク(山頂)は通常、等高線が同心円状になっている場所を示します。ピークに近づくにつれて等高線が密集しており、ピークの高度が高くなるにつれて等高線の密度が増します。
コル(鞍部) 山頂の間の低地の部分であり、等高線が複数の方向から集まっている場所です。通常、コルは等高線がくぼんでいる場所で、山頂に比べて高さが低くなっています。
尾根 山頂から下りた部分で、等高線がV字型になっている場所です。尾根は、山の頂上から下りている傾斜面を示し、等高線の密度が高い場合は急な傾斜を示します。
谷や沢 山の下にある低い場所で、等高線がU字型になっている場所です。通常、谷は河川が流れている場所で、等高線の密度が高くなるほど急な斜面を示します。

地図記号

地図上には、山小屋、トイレ、水源、沢、稜線、尾根、岩場、林道、鉄道、トンネル、ダムなど、山岳で役立つ情報が様々な記号で表現されます。

これらの記号は、地図上で場所を確認したり、登山の際の目印として役立ちます。また、地図に書かれた道路や河川の流れ方向、交差点の位置なども重要な情報となります。

等高線

主曲線とは、平均海面からの高さが10メートルごとの曲線(標高の等しい点を結んだ曲線)をいいます。
計曲線とは、10メートルごとの等高線のうち、50メートルごとに太い線で表現した等高線をいいます。
補助曲線とは、緩やかに傾斜しているところや複雑な地形をしている地域などで、主曲線だけではその特徴をあらわすことが不十分な部分に、わかりやすくするために表示する等高線のことをいいます。補助曲線は、主曲線と主曲線の間を5メートルまたは2.5メートルごとに表示します。

ランドマークとなる地図記号

リフト等は、ロープウェイ、スキーリフト、ベルトコンベヤーなど、すぐになくならない主要なものを表示しています。
電波塔の記号は、テレビ、ラジオ、無線通信などの送受信を目的に作られたものの中から、主なものを表示しています。
風車の記号は、発電を目的に設置され、特に高くそびえて、好目標となるものを表示しています。

目印になる地図記号

普通建物の記号は、堅ろう建物、高層建物及び無壁舎以外の建物で、一般的な住居や2階建以下の店舗や倉庫などを多く表示しています。

堅ろう建物の記号は、地上3階相当以上60m未満の非木造建物を表示しています。

三角点の記号は、正確な位置を求める測量をおこなうために、国土地理院が設置した位置の基準となる点の場所を表示しています。
噴火口・噴気口の記号は、火山の火口などで噴火・噴気をしている場所や数年の休止期をおいて噴火・噴気が予測されるものについてもその場所を表示しています。

この記号は、神社の参道入口などに立っている鳥居の形を表しています。大きな神社や有名な神社は、注記しています。
神道教会などに所属している建物には、この記号は使いません。

卍(まんじ)の形を表した記号となっています。大きなお寺や有名な寺院は、注記しています。

記念碑の記号は、立像を含めた有名なものを表示しています。良い目標となるものは有名でなくても表示します。特に有名なものにはその名前もいっしょに表示しています。

自然災害伝承碑の記号は、過去に起きた津波、洪水、火山災害、土砂災害等の自然災害の情報を伝える石碑やモニュメントを表示しています。

植物に関する地図記号

シイ、カシ、ブナ、ナラなどの広葉樹が隙間無く生えている場所を表示しています。木の高さは 2 メートル以上を基本としています
マツ、スギ、カラマツ、イチョウなどの針葉樹が隙間無く生えている場所を表示しています。木の高さは 2 メートル以上を基本としています

高い山のなかで、ハイマツが隙間無く生えている場所を表示しています。ハイマツとは、木の高さが低いマツの木の仲間です。

雑草などが生えている場所を表示しています。雑草が生えた湿地や沼地なども含みます。

笹が隙間無く生えている場所を表示しています。笹だけでなく篠竹も含みます。
笹地と竹林の記号は、よく似ているので注意が必要です。

竹が隙間無く生えている場所を表示しています。

地表や岩など地形に関する地図記号

「岩崖」とは、岩でできた急斜面をいい、原則として高さ5m以上かつ長さ図上2cm以上のものに適用し、それより小規模のものは必要に応じて表示しています。
砂れき地は、砂やれき(小さな石や2ミリメートル以上の岩片)でおおわれている場所を表示しています。

岩の記号は、地表にでていたり、ちらばっている岩石を表示しています。
記号は、なるべく岩の形や全体のようすがわかるように表示します。

岩の記号は、地表にでていたり、ちらばっている岩石を表示しています。
記号は、なるべく岩の形や全体のようすがわかるように表示します。

おう地とは、地表の限られた部分だけがへこんでいる地形をあらわし、防波堤等、土崖、岩崖、岩(大)などの記号によりへこんでいる方向が明らかな場合には表示しません。
等高線の短径が、図上3ミリ以上のものをおう地(大)として表示します。

おう地とは、地表の限られた部分だけがへこんでいる地形をあらわし、防波堤等、土崖、岩崖、岩(大)などの記号によりへこんでいる方向が明らかな場合には表示しません。等高線の短径が、図上3ミリ未満のものをおう地(小)として表示します。

土崖の記号は、土砂がくずれたりしてできた急斜面や盛土部と切取部の人工的に作られた急斜面を表示しています。
高さ3メートル以上かつ長さ75メートル以上のものを表示します。

湿地の記号は、いつも水をふくみ、土地がやわらかくて湿地性の植物が生育している土地を表示しています。
75メートル×75メートル以上または50メートル×125メートル以上のものを表示します。

万年雪とは、高い山などで一年中、積もった雪や氷のかたまりが残っているものをいいます。
万年雪の記号は、9月頃の雪の少ないときに50メートル×50メートル以上あるものを表示しています。

川や湖、沼に関する地図記号

2条河川の記号は、川幅が1.0m以上の河川を表示しています。
ただし、5.0m未満の河川において、表示がむずかしい場合には、1条河川の記号で表示しています。
河川の記号は、常時流水があるものを表示しています。
1条河川の記号は、2条河川の表示がむずかしい河川を表示しています。

上側のダムの記号は、コンクリート製又は堅固な石積みによる規模の大きなダムを表示しています。

下側のダムの記号は、土製の規模の大きなダムを表示しています。

滝とは、流水が急激に落下する場所をいいます。ふつうは高さが5メートル以上で、いつも水が流れている有名な滝や好目標となる滝を表示しています。
滝のはばが20メートル未満のものは滝(小)、はばが20メートル以上のものは滝(大)で表示します。

せきとは、川の流れの調節や川底の保護などを目的としてつくられた工作物、または農業用水や飲料水などの取り入れのため、河川を横断して設けられた工作物をいい、主なものを表示しています。また、砂防ダムも含みます。

長さが25メートル未満のものはせき(小)、25メートル以上のものはせき(大)として表示します。

道路の地図記号

徒歩道とは、道路のはばが1メートル未満の道路を記号化した記号道路で表示し、次のいずれかにあてはまるものです。(1)登山、観光、レクリエーションなどのためによく利用される道路
(2)集落を結ぶ必要な交通路となっている道路
(3)主要な場所につうじている道路 など
登山道は土砂崩れなどによって再整備や変更が生じるため、更新頻度が10〜30年に1回という地形図の登山道は実際とは異なっていることがあります。最新の登山用地図やYAMAPなどの地図アプリで道の様子を確認しておきましょう。

軽車道とは、道路はば3メートル未満の道路を記号化した記号道路で表示しています。ただし、地域の状況を考えて、必要性の低い道は表示しないことがあります。
道路はば3メートル以上5.5メートル未満の道路を、地図の上で0.4mmのはばに記号化した記号道路で表示しています。

 

以上のように、登山計画に必要な等高線と記号は、地形や地物を正確に把握するために重要な情報となります。登山の際には、これらの情報を正確に把握し、事前に計画を立てることが安全な登山につながります。

万が一に備えて

山登りは素晴らしいアウトドア体験ですが、万が一の事態に備えておく必要があります。その中でおすすめのアイテムが、ガーミンのInReach-mini2です。

InReach-mini2は、GPS機能と衛星通信機能を備えたポータブルな通信機器で、山岳地帯や海外旅行など、携帯電話の届かない場所でも安心して通信することができます。

InReach-mini2の最大の特徴は、2方向の通信機能です。一方向の発信だけでは救助要請しかできませんが、InReach-mini2は、相手からの返信も受信することができます。これにより、緊急時に助けを求めるだけでなく、友人や家族とコミュニケーションを取ることもできます。

さらに、InReach-mini2は、SOS機能も備えています。万が一の事態に陥った場合に、SOSボタンを押すことで、専門の救助センターを呼び出すことができます。

InReach-mini2は、小型で軽量なため、荷物の重さを気にする山登りに最適です。また、防水・防塵性能も備えており、アウトドアの激しい環境でも安心して使用することができます。

最後に、InReach-mini2は、月額料金が必要ですが、契約プランによっては、定額制で使い放題になるプランもあります。SOSボタンを押すだけで救助隊を呼ぶことができるというサポートもあり、安心して山登りを楽しむことができます。

山登りには、リスクがつきものですが、InReach-mini2を持っていくことで、安心して楽しめます。ぜひ、登山用品の一つとして、検討してみてください。

詳しくは、次の記事で紹介していますのでご覧ください。

あわせて読みたい
Garmin InReach Mini 2レビュー:携帯圏外でも安心!登山に必須な衛星通信機能付きGPSを紹介 Garmin InReach Mini 2を使えば、世界中からメッセージの送受信が可能! さらに、天気予報やSOSメッセージも送信可能です。 バッテリー性能も大幅に改善され、GPSもGALI...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次