瀞峡から志古まで、熊野川の支流の北山川をカヤックでダウンリバーツーリングしてみた

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こんにちは、スクロールです。久しぶりにカヤックツーリングに行ってきました!

今回は、三重、和歌山、奈良の三県境にある「瀞峡」から北山川を下ってジェット船の乗り場があった志古までをカヤックで行くキャンプツーリング。

1泊ですが、長い距離ではないので、の〜んびりと自然を満喫してきました。

瀞峡までのアクセスや、途中のお楽しみなどご紹介しますので、どうぞ最後までご覧くださいね。

目次

瀞峡までのアクセス

瀞峡までのアクセスは、自家用車かタクシーで行くことになります。

バスもあったみたいですが、現在ではバスの時刻表を検索することができませんでした。

名古屋方面から自動車で行く場合は、紀勢自動車道を通り、熊野市から国道311号線を走って行きます。途中で有名な丸山千枚田に立ち寄るといいですよ。

丸山千枚田


今回のプラン

1日目

志古に10時に集合して、自転車をデポしてから自動車で瀞峡まで向かいます。

瀞峡でファルト艇を組み立ててからお昼ご飯を食べて、北山川を下ります。

瀞流荘の近くまで下ったら、キャンプを設営して、トロッコ電車で湯の口温泉に行って温泉に入り、戻ったら夕食を食べて就寝です。

2日目

朝食を取ってから、テントなど撤収してカヤックで志古まで下ります。

志古で上陸したら、カヤックを乾かしておいて、その隙に自転車でスタート地点まで戻ります。

自動車を回収したら、志古で荷物を積み込んでカヤックは終了です。

その後、廃校舎を改装して作られたBookCafe Kuju さんでランチをした後で解散


ゴール地点から瀞峡までの回送方法

以前は川を下った後、志古からジェット船で川を遡上して瀞峡まで戻ることができましたが、昨年からジェット船は休止状態で再開するめどは立ってないようです。

今回は自転車をゴール地点にデポしておき、お昼ごろにゴールした後で、自転車でスタート日地点の瀞峡まで戻る予定です。ゴール地点から瀞峡までの距離は約15キロほどで結構きつい上りがありますが私の脚力でおおよそ40分ぐらいで戻ることができました。

足に自信のない場合はもう一台車を用意してデポしておくか、タクシーを利用すると良いでしょう。


瀞峡(どろきょう)

和歌山県・三重県・奈良県を流れる熊野川水系の北山川上流にある峡谷で、吉野熊野国立公園の一部となっています。
今回は瀞ホテルのある、瀞八丁からのスタートです。

瀞ホテルの近くにある看板
瀞八丁を上から眺めると、もうカヤックを漕いでいる人がいました。

今回使うのは、フジタカヌーのフォールディングカヤックです。

カヤックやキャンプ道具などを車から降ろして、階段を下った先にある河原でカヤックを組み立てました。

久しぶりに組み立てたので、順番を間違えて何回もやり直しして時間がかかってしまいました。

組み立てが終わった頃にはもうお昼でしたので、ここまで来る途中にあった かあちゃんの店 で買ったコロッケとめはり寿司をベンチでいただきました。

瀞八丁は流れがとても穏やかで、漕がないとなかなか前に進んでいきません。

断崖や奇石、滝などがたくさんあって、ゆっくりと堪能できました。ジェット船が来ないので、本当に静かで穏やか。観光地としては、このまま寂れて行くのは寂しい気持ちにもなります。
 

北山川

瀞八丁を過ぎると、いよいよ川らしくなってきて、小さな瀬が現れてきます。

古いカヤックなので、途中で突然空気が抜けてしまってグラグラ〜〜となってあわやリタイア?かと思われましたが、なんとか補修して続行できました。(瀬の手前で気づいて良かった。)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
楽しい瀬のバシャバシャ

北山川の流れは、ゆっくりと、でも力強く流れています。

所々にある崖や水の流れ、日陰の涼しさに癒されながら、友達とペチャクチャ喋って漕ぎ進みます。

影になっている崖っぷち


三重県の宮川とはまた違った、奥深い山の景色と、下流に向かって長く視界が開けた川の流れは雄大な景色を構成していて、自然の中でのアクティビティを堪能させてもらえます。

これだけの量の水が、ゆったりと下流に向けて動いている事を実感できるのは、この景色だからこそでしょう。

雄大な川の流れ


トロッコ電車と湯ノ口温泉

15時くらいには、小川口あたりの河原に到着してキャンプの設営が完了したので、今回のお目当てであるトロッコ電車に乗って、湯ノ口温泉までひとっ風呂浴びに行ってきました。

トロッコ電車の往復運賃と入浴料込みで880円というのは、お値打ち感がありますね。

乗車券は、トロッコ駅の手前にある瀞流荘のフロントで購入します。うっかり駅まで行ってしまったので、また戻って購入するハメになりました。

木製の車体は、ガシャガシャと大きな音を立てながら進んで行きます。

廃坑を再利用した場所なので、ほとんがトンネルで、夜行列車に乗っているような気分にもなってきます。

片道は10分くらいの乗車時間でしたので、十二分にこのおもちゃのようなレトロな電車を楽しむことができました。


キャンプ

もう少し手前の河原でキャンプをする予定でしたが、トイレやトロッコに乗る事を考慮して、瀞流荘のすぐ近くにある河原でキャンプしました。トイレがあるので、環境に負荷をかけずにキャンプができるのはありがたい事です。

お風呂も入ったし、ビールも飲んだので、焚き火好きの友人が焚いた火にあたりながら、夜の部を楽しみます。

焚き火の達人

僕は焚き火は好きでも嫌いでもないので、(と、いう話をしたら怒られた)火は友人にお任せして、ビールとナッツでほろ酔い気分でダラダラしていました。

この河原は焚き火になる流木がほとんど無くて、近くでキャンプしていた大阪のじいちゃんから薪を貰いました。

日の出は見られませんでしたが、朝の清々しさはバッチリ!

この後、北山川を下り、熊野川に合流すると、すぐにゴール地点の志古に到着です。 

  

志古から瀞峡まで自転車ライド

お昼前には上陸して、濡れた装備やカヤックを乾燥させます。

この間に僕は自転車で、スタート地点の瀞峡まで戻って自動車を回収に行きました。

ボートをひっくり返して天日干し

途中で、北山川が大きくカーブしている箇所で写真をパチリ!

自転車は平地では24キロくらいで漕ぎ進み、坂道も10〜15キロくらいで走って行ったので、おおよそ40分くらいで戻ることができました。獲得標高は470mなので、苦行では無かったですね。

まとめ

いかがでしたか?

今回は友人がバイクで来たので、自転車をデポして自動車を回収に行きましたが、意外と楽に行けました。回収に行っている間に装備も乾燥できて一石二鳥です。

帰る前に、BookCafe Kuju さんでランチをいただきました。こちらのお店はとても人気で、開店時間にはもう満車で入れそうにありませんでしたが、僕たちが行ったのは午後1時ごろでしたので、もう空いていました。

ただ、パン屋さんはもう完売でしたので、パンを目当ての場合は早く来ないといけないですね。

熊野まで戻る道中では、甘夏などの柑橘類が無人販売されている(200円くらい)ので、それもおすすめです。


以上、「瀞峡から志古まで、熊野川の支流の北山川をカヤックでダウンリバーツーリングしてみた」でした。

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