これは、私がシーカヤックを始めた年の秋に参加したガイドツアーで、瀞峡から新宮までをシーカヤックでのんびりとキャンプをしながら川を下る2泊3日の旅の記録です。
※2012年10月6日

瀞峡
今回のガイドツアーの集合場所は、吉野熊野国立公園にある、「瀞峡」でした。高速道路の苦手な私は、夜中に自宅を出発して国道42号線を走り、朝8時半には集合場所の瀞峡に到着しました。

この時の愛車、VWジェッタはシーカヤックを始める前に購入していたので、シーカヤック向きの車ではありませんでした。
全長530cmもある、Point65のシークルーザーがリアから飛び出しています。

さて、今回の旅は、瀞峡から北山川を下り、熊野川に合流して、ゴールは新宮の橋のたもととなっています。距離としては一日で下れてしまうくらいの距離を、3日間かけてキャンプをしながら、のんびりと下って行きます。
急ぐ旅ではありませんので、準備もゆっくりです・・・。
瀞峡の駐車場から水面までは、急な坂を下っていかなければらないので、ここではカヤックだけを置いて、荷物は少し下流のポイントまで自動車で運ぶことになりました。
そんなわけで、さらに、まったりと出発を待っています。

台風のつめ跡
出発までは時間がたっぷりとあるので、カメラを持ってうろうろとしてみました。
瀞峡は、三重県、奈良県、和歌山県の三県にまたがっているところで「三県境」という看板が立ててありました。

川面に目を移すと、リバーカヤックで下っていく人たちがいます。

そして、上からの眺めは良い感じに見えて、写真にも映えます。

ふと、階段の途中にこんな石を発見。

昨年の豪雨による増水の水位のようです。でも、ここは・・・
こんな高い位置にある!!

建物のブルーシートはきっと浸水して流された箇所だと思います。
想像もつかないけれど、とてつもない水量と水流だったと思うとゾッとしました。

下から見ると、改めて増水のすごさが分かりました。
北山川を下る
カヤックを手分けして水辺まで運び、のんびりしていると、観光のジェット船が次から次へとやって来ました。

熊野川から、支流の北山川を遡って、この瀞峡が終点となっているようです。
自家用車で瀞峡まで来ておいて、カヤックでジェット船の乗り場まで下ると、そこからジェット船で戻ってきてデポしていおいた車を回収するという楽しみ方もできますね。
そして、「まぁ出発しましょうか」っとガイドさんの合図で、ツアー参加者は各々のカヤックに乗り込んで準備をします。

そして、漕ぎ出しました。

川岸に目をやると、あちこちから岩を伝って水が流れ込んでいます。
水の流れる音と鳥の鳴き声しかしない。静かなところです。

少し波立つところをどんぶらこっこと流されていきます。


ときたまジェット船がゴォーッっと引き波をお供にやって来ると、川の端によってやり過ごします。

ジェット船のみんなも気持ちよさそう。
でも、こっちはもっと気持ちいいよっ!!
キャンプ
北山川をしばらく下って野営場所に到着しました。これから夕食の準備や、たき火の開始です。みんなヤル気満々で集めた枝とか多すぎでは!?



まったりと、ぼけっーと出来上がりを待ちます。この時間が幸せな時間です。

本日の晩御飯は、ご飯と豚汁でした。
具だくさんの豚汁は、おかずにもなるし、美味しかった!

そして、満点の星空をっと思いきや、今夜はくもりで真っ暗でした。

明日へ続きます。
以上、「2012年10月6日 熊野川ダウンリバー 1日目」でした。
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COMMENT:
上の駐車場からカヤックを下ろすのが大変だよね。
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びんさん
そうなんですヨ。POINT65はこれまた重くて途中で交代してもらいました(>_<)